畑の片付け、保存食づくり
12月3日~4日の週末は、畑の片付けと保存食づくりをしました。
土曜日は畑へ。雪の降り始めた利賀の晴れ間をぬって、今季最後の収獲と片付けをしました。
今季は種まきが遅れてしまったため小粒だったものの、カブや赤かぶ、大根、ヤーコン、小松菜やほうれん草を収穫することができました。
「こっちは少し大きいよ」「もったいないから全部採ろう!」と丁寧に収穫していました。
今回は、てご(収穫かご)や畑への階段など、留学生が個別につくったものも大活躍。個人の畑から、赤かぶのおすそ分けもあり、結果的に豊かな収穫作業となりました。
収穫が終わったら、マルチをはがし、きれいに畑を整えて、冬を迎える準備。これで、雪解けから行ってきた畑作業は無事に終了となりました。
翌日は、保存食づくり。利賀でよく作られている赤かぶ漬けをしました。
今回は体験留学生が来園中だったので、一緒に作業をしました。
きれいに洗った赤かぶの皮を包丁やピーラーで剥き、適度な大きさに整えました。「小さいのに挑戦してみよう」「やっと一個だ!」とそれぞれに集中して取り組んでいました。
皮を剝いて切った赤かぶを、今回は塩で漬けていきました。今回漬けたのは約10kgです。
留学生は日々の変化を見守り、数日後、酢と砂糖で漬けなおす予定です。
また、作業の合間には干し柿を揉む作業をしました。柔らかく甘い干し柿を食べたいと、一つ一つ揉んで、冬休みに持ち帰る分は袋に詰めました。
また、一つずつ味見をしながら「甘い!」「こんなにちっちゃくなっちゃうんだ」と感想を言い合っていました。
寒い冬を豊かに乗り切る食文化の智恵を体験する機会になりました。