今年の農作業が始まりました!

雪深い利賀でもようやく田畑の雪が解け、農作業が始まりました。4月24日は、最初の活動として畑おこしと稲の苗作りをしました。

まずは畑おこし。土に空気を取り込み、野菜が育つ環境を整えるための大切な作業です。
まず畑の石を取り除き、肥料になる鶏糞や腐葉土を撒きました。

交代しながら列になり、備中鍬を振るいました。「この鍬重い!」「疲れた…」と呟きながらも集中して作業し、一時間半ほどで畑全体を耕すことができました。

その後は田んぼの作業です。地域の方にいただいた燻炭や山の土を細かくほぐしてふるい、板で均して苗床をつくりました。

その苗床に、何日も前から浸水して様子を見守ってきた種もみを大切にまきました。「これくらいでいいかな?」と慎重に作業していましたが、慣れてくると、「こっちにふるい貸して」「その次はわたし!」と声をかけ合い、どんどん作業が進んでいきました。

最後にたっぷり水をやりました。これから田植えまで、湿度や温度に気を付けながら皆で見守っていきます。

農作業は、自然の中での作物の育ちや地域の農を身をもって知る体験として、また、食べるために働く大変さを知る体験として、冬の片付けまで継続して行っていきます。この日の夕方は、待ちに待ったホームステイ入りでしたが、ひと足前に集中して作業することができました。

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