雪中キャンプ

1年の中で最も厳しい条件となる、雪の中でのデイキャンプ。
今回は地元生も5名の参加があり、一緒に活動に向かいました。

センターの周辺は連日の雨で雪がとけ、雪原も限られた範囲のみ…(ここには後でテントを張りたい!)というわけで、今回は山の中へ向かいました。
道中で薪を集める一同。枯れ枝を引っ張ったり、拾った杉っ葉を丁寧に束ねたり、準備をしながら進みました。

「けっこう重い~」「スコップ持つよ!」と協力しながら雪道を歩き…

ちょうど良い杉林の中でいざ、デイキャンプ開始!
今日の目標は、昼食のインスタントラーメンを完成させることです。
マッチを使う前に薪を集めたり、細かい枝を探したりと、準備に余念のない子どもたち。雪で立派なかまどをつくり「溶けちゃうんじゃない?」「あ…」とちょっとユニークなやりとりもありました。

ところがこの日は、連日の雨のあと。しっかり準備をして、しばらく煙や火がたっても、なかなか調理ができるほどになりません。芯まで濡れた木が多く「マッチなくなった…」「できる気がしない…」となってきたので…

皆で協力して一つの火を付けよう!ということに。子どもたちも指導員も一緒になって木くずや小枝、杉っ葉などをかき集め、皆で挑戦しました。

「ラーメン食べたい!」と頑張りましたが、この日はまさかの敗北…自然の厳しさを体験するひと幕になりました。

気を取り直してセンターに戻り、皆でラーメンを調理しました。

やっとできあがったラーメン。「おかわりある?」と皆いつも以上に箸が進んでいました。

この日はこの後ゆっくりと過ごし、翌日留学生は雪上でのテント泊に挑戦しました。雪を踏み固めてテント場を確保し、テントを張りました。

経験者の中には、少しでも快適に寝られるようにと、要塞のような風除けを雪で作ったり、できるだけ平らな寝場所を作ったりする人もいました。

防寒対策をしっかりし、寝袋も2~3枚重ねにしておやすみなさい…
翌日は「朝までちゃんと寝られたよ!」「全然寝られなくて何回も起きた…」など、雪上での一晩の体験を様々に話していました。

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