脱穀
久しぶりに晴れの日が続いた週末に、稲架がけしていた稲の脱穀作業を行いました。
脱穀とは、稲の実を藁から取る作業で、近年に動力を用いた機械が誕生するまで、とても大変な作業とされていました。最初に、原始的な脱穀を体験しました。そこから、順番に脱穀の歴史を体験していきます。
作業の前半は足踏み式脱穀機を使っての作業です。しっかりと稲の束を持っていないと、機械に引き込まれてしまうため、慎重に作業していきます。
藁から外された籾はふるいにかけ、大きなゴミは取り除きます。そうして出てきた籾は唐箕(とうみ)へと送られます。
途中、うまく脱穀できていなかったり、束から落ちてしまった稲は、割り箸を使って手作業で籾をとっていきます。
脱穀が終わった藁束は大きな束に纏めて結束し、保存します。
唐箕では、機械の中の吹子で風をおくり、実の入っていない籾や、細かなゴミなどを飛ばして選別していきます。選り分けられた籾を袋詰めしたら、一通りの工程が終了します。
1時間半ほど作業を行った後は、現代の機械の登場。
あまりの効率の良さに、圧倒されます。
人間の文明の素晴らしさについても、活動を手伝ってくださった地域の方からお話があり、実体験としてそれらを学ぶいい機会となりました。