茶碗作り/大運会

5月9日(日)

【茶碗作り】

南砺市に伝統を持つ三助焼の窯元から先生に来ていただき、砺波青少年自然の家でご飯茶碗を作りました。日々の食事に使う茶碗を自分の手で作り、年間を通して「もの」を大切に使おうという活動です。

先生の実演を見ながら、塊だった粘土が徐々に茶碗の形になっていく様子にみんな驚きの表情。
真剣に説明を聞いて、さっそく茶碗作りに取り組みました。

先生の茶碗を作る様子を見ていたときは、簡単そうに見えましたが、実際に作ってみるとうまくいきません。
ろくろを回すこと、思った通りの形にすることに「難しいなぁ」「うまくいかないよー」という声。

それでも自分の茶碗に向き合い、「どうやったらできるかな?」と考えながら手を動かします。困ったときには「先生どうしたらいいですか?」と尋ね、教えてもらいながら自分の理想に近づけていきました。
いつもは賑やかな雰囲気で活動に取り組む留学生ですが、この日は黙々と。

茶碗が完成すると、色を選びました。「こっちの色もいいけど、こっちの色もいいなぁ。迷っちゃうよー!」と、たくさんの色があって悩む面々。茶碗の外側と内側で色を変えることができるので、組み合わせも真剣に考えていました。

できあがりは1ヶ月後とのこと。どんな形になり、どんな色合いになっているでしょうか。
自分で作った茶碗でご飯を食べられる日が楽しみです。


【大運会】

午後には、「大運会」が開催されました。留学生の「センターで運動会やりたい!」という発案から始まったこの企画。約一ヶ月間、チーム分け、プログラム、競技のルール、進行、使用する道具など全てを留学生みんなで協力して準備し、独自の運動会を実現させました。
ちなみに「大運会」は決して打ち間違えではありません。とある留学生が「大運動会」を言い間違えたことから始まり、「そっちの方がオリジナル性があっていい!」とみんなが同意。この名前に決まりました。

開会式は「仲良く、元気よく、大運会を成功させましょう」というはじめの言葉で始まりました。
そして、みんなお待ちかねのチーム発表。白軍団と黒軍団に分かれての戦いです。

チームが決まれば、各軍団で作戦タイム。リレーの走順や応援合戦での声掛け・振り付けなどを決めました。

外に出て、代表者の選手宣誓。「大運会のテーマにのっとり、最後まで楽しみます!」と元気よく宣言しました。

種目が始まる前には、けがをしないようにラジオ体操。
毎朝行っているラジオ体操ですが、いつも以上にのびのびと体を動かしていました。

第一競技は45m走。2人ずつで駐車場を駆け抜けます。
この大運会では、大人も子どもも関係なく全力です。容赦ない大人の走りに「大人速いよー!」と悔しそうに叫んでいました。

第二競技は二人三脚。「いち・に。いち・に。」と声を出し、息を合わせて走りました。途中で脚を結ぶ紐がほどけるアクシデントがあったり、紐がきつくなりすぎて「痛い痛い!」と叫びながら走る姿があったりしました。

第三競技は応援合戦。各チーム、練習の成果を出します。
「フレー・フレー・黒団」「白団・白団・白団めちゃ強い」と各チームで考えた掛け声を大声で叫び、互いを翻弄していました。両チームともすごい迫力。

第四競技はしっぽ取り。
1対1で取り合うシーン、複数人から逃げ回るシーンなど迫力が詰まった戦いでした。

背中を合わせて、しっぽを守り抜く作戦。
「絶対勝つぞー!」と円陣で気合を入れ直します。

最終競技は軍団対抗リレー。
一時は差が広がり「ヤバいヤバい」と焦っていましたが、最後は接戦の展開に。
アンカーがゴールするのを「がんばれー」と応援しながら見守りました。

全競技が終わり、閉会式に。
第一回大運会を制したのは白軍団。各軍団に手作り優勝旗・準優勝旗が贈呈されました。

自分たちで準備した活動だからこそ、みんなが一人ひとり、いきいきと取り組んでおり、輝く姿がたくさん見られた大運会。

「楽しかったね!またやろう!!」第二回大運会の構想もあるようです。

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