第一回収穫祭

11月20日(土)

利賀みらい留学の第一回収穫祭を行いました。
収穫祭は、今年の収穫や自然の恵みに感謝すると共に、入園からこれまで留学生が得てきた様々な体験や心の収穫を表現することで、お世話になった皆さまに感謝を伝える機会として設けたものです。

午前中は「感謝の式」を行いました。留学生・保護者・受け入れ家庭の方が米作りをしてきた田んぼに集まり、農事を報告したり、自然の恵みに感謝を伝える作文を読み上げたりしました。

式の後には、留学生が保護者へ、自分で刈り取った稲や収穫したお米を感謝を込めて渡しました。
また、新米で作ったおにぎりを皆でいただきました。

午後は、お世話になった皆さまに来ていただき、体験発表を行いました。
体験発表の初めには、利賀の子ども民謡保存会に出演してもらい、「たろじ」と「炭焼きじいさのくどき唄」の2演目を披露してもらいました。留学生も6名参加させてもらっている子ども民謡で、利賀の伝統を共に表現させていただける嬉しい機会となりました。

次に、個人体験発表を行いました。「個人体験」は、留学生が個々の関心に沿って利賀ならではの体験を積んできたもので、釣りやキャンプ、物づくり等々…、他にもテーマは様々です。利賀の人や自然に教わりながら行ってきた体験の過程や感じたこと、今後につなげたいことなどを発表しました。

発表前は、緊張にあふれていた留学生でしたが、本番は、たくさんの親しい方や温かい反応を前に、練習以上に生き生きと自分の体験を語っていました。

質問や感想もたくさん挙げてもらい、「うーん…」と考える場面もありながら、しっかりと言葉を交わしていました。

留学生全員での「全体発表」では、一人ひとりがこれまでの気づきや成長をスピーチで伝えたほか、2学期から練習してきた民舞や太鼓の演目を披露しました。

「はねこ」「ぶち合わせ太鼓」「三宅島木遣り太鼓」の3演目を思いきりやりきり、スピーチと合わせて、これまでの努力や成長を伝えきることができました。

収穫祭後は、留学生も様々に温かい労いと応援の言葉をかけてもらい、嬉しそうな様子。
無事収穫祭を行えたことに感謝すると共に、この経験を糧にして、次は3月の修園まで、利賀での毎日を大切に過ごしていってほしいと願います。

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