ニジマスの放流/高峰山散策/夕食準備

6月12日(土)

この週末は、市内の子どもたちがセンターに来て活動したので、留学生も交流する場面がありました。

【ニジマスの放流】

この日の朝は、地域の方の生け簀を借りて一時的に飼っていたニジマスを放流しました。釣りの活動時に1人1匹以上釣れるよう、釣り場となる利賀川の魚を増やすのが目的です。

ニジマスを網で捕まえては「たくさん捕れたー!!」と大喜び。ところが魚は元気で、バケツに入れても跳ねて逃げ出します。「やばい逃げた!」と、慌てて魚を鷲掴み。こんなことを繰り返し、交代しながら約100匹を捕獲しました。

足を滑らせ生け簀に落ちてしまった子を救出中。
「濡れた…」と少し落ち込んでいましたが、またすぐに笑顔でニジマスを追っていました。

捕獲したニジマスを急いで川に放流します。「やばい、元気なくなってきた」と魚を心配しながら、生け簀から川まで走っていました。


【高峰山散策】

お昼から、センター近くの里山にハイキングへ。車から降りて、1時間ほど歩くと頂上に到達です。

黙々と歩くチーム、ゆったりと遊びながら歩くチーム、林の中を進むチーム、と自分の好きなスタイルで頂上を目指しました。

「林の中を歩くショートカット班には負けたくない」と意気込み、足早に進む二人。
ゆっくりチームは四人。花束や花吹雪などを作りながら歩きました。
草木をかき分けて、道をショートカット。自然を満喫しました。
腰から袋をぶら下げ、大量の山菜を収めています。
根元が2回屈折しているすすたけ。その不思議な形に「見て、見て!すごくない!?」と嬉しそう。その後の道のりもずっと握りしめていました。

それぞれ違った楽しみ方をしながら歩き、ようやく頂上に到達。頂上には高台があり、辺りを見渡せるようになっていました。説明を聞くときは、ぎゅっと集まり、紹介される山や湾の方向をみんなで見つめました。快晴とはいきませんでしたが、「富山湾見えたー!」と話していたり、うっすら雪をまとった山に「あれは何ていう山だろう…」と疑問を持ったりしていました。

最後に集合写真を撮影して、下山しました。
帰り道も「走って帰ろう!」「また林の中を進みたい!」と自分の好きなスタイルで足を進めました。

歩くことに慣れてきたのか、弱音を吐いたり、長い間立ち止まったりすることなく散策を終えた一同。一人ひとりが少しずつたくましくなってきているように感じます。


【夕食準備】

散策が終わると、夕食の準備。ニジマスをさばき、から揚げにして食べました。
まずは、生け簀から夕食分のニジマスを確保。

川辺で、さばき方の説明を受けます。お腹に切れ込みを入れ、内臓、えら、血合いを取ります。

「どうやってさばくの…?」と初めての体験に戸惑う人も。「かわいそう…」「まだ生きてる。逃がしてあげようかな…?」とついさっきまで元気に生きていた魚の命を奪うことになかなか手が進まない姿もありました。

おやつには、市内から来た子どもたちが釣った魚をムニエルにして、夕食には自分たちで捌いた魚をから揚げにしてもらって食べました。

魚の命を自分自身で仕留め、いただく体験をした留学生たち。一人ひとり何かを感じとる時間になっていればと思います。

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