【選択活動】よもぎ刻み / 養蚕

5月2日(日)
選択活動ということで、自分が取り組みたい活動を選び、班に分かれて活動しました。
今回は、よもぎを刻む班と養蚕を体験する班の2つです。

〈よもぎを刻む班〉
本来は、崖を登ったり林を進んだりと道なき道を探検する予定でしたが、朝から大雨で中止に…。
代わりの活動として、前日大量に採ったよもぎの下処理を行うことにしました。

「くっついて難しい!」と苦戦しながらも、細かく細かくよもぎを刻んでいきます。

なかなか切れず、ひと押しごとに丁寧に刻んだり、トントントンと叩いて切ったりし続けていたので、「手が疲れた…」と言葉を漏らす留学生もいました。
大変な作業でしたが、一人ひとり決められた量のよもぎを刻み終え、よもぎもち大会に向けて1歩前進です。

〈養蚕を体験する班〉

車で40分ほどのところにある八尾ゆめの森ゆうゆう館へ行き、養蚕の一部を体験しました。
「県がうん天蚕の会」の方に1kg70万円もするという絹糸を見せてもらい、蚕を育て糸にするまでの作業の大変さを聞いて、一同興味津々。

その後、天蚕と呼ばれるヤママユの卵を選別する作業をしました。小さな白い卵をひとつひとつ選別し、ボンドで紙に貼り付けていきます。

「不器用だから難しくて…」「出身地は○○なんです」と教えてくださる先生と会話を弾ませながら作業する人もいれば、黙々と作業を進め「プロ級だね!」と作業の的確さに驚かれている人もいました。皆で2000個ほどの卵を付けることができました。

この辺りに伝わる養蚕の文化なので、今後の作業も機会をつくって体験したいところです。

〔デザート作り〕
午後からは夕飯後に食べるデザートを作りました。
中学生は部活動の練習試合があったため、小学生だけでの活動に。

今回作るものはよもぎ入りのホットケーキです。
午前中に刻んだよもぎの一部を使用して作りました。

生地によもぎを混ぜるときには、「これは私たちが刻んだよもぎだからね!」と得意気に話す姿もありました。

ほとんどの留学生が、留学に来る前にホットケーキを作った経験があるとのこと。
慣れた手つきで黙々と進めていきます。

自分たちでどんどん調理を進めていくので頼もしい!

完成したホットケーキは、中学生と一緒に食べるため夕食後に取っておきましたが、頑張って作ったので、1枚だけ小学生で味見しました。

じゃんけんで選ぶ順番を決めています。

作っている最中は「ホットケーキのにおいしかしないね」「本当によもぎの味がするのかな?」と疑っていた小学生ですが、よもぎの味や香りを感じて、驚きの表情。「よもぎの香りがして、おいしい!」「よもぎ苦手だったけど、食べられた!」と嬉しそうに話していました。

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